厚生労働省がブラック企業リストを公表、電通等大企業も名を連ねる
日本で言う「ブラック企業」というものは、ワードそのものが流行り過ぎたせいか、非常に身近にあるものという印象を持ちやすいと思う。
しかし、本物の「ブラック企業」というものは恐ろしいもので、働くというだけで命に関わるレベルの過酷な労働を強いている企業であることを意味する。
そんな「ブラック企業」にもやっと権力のメスが入り始めてきた。
今回紹介したい所は、厚生労働省の長時間労働削減に向けた取組の「労働基準関係法令違反に係る公表事案」にて労働基準関連法に違反した、いわゆる「ブラック企業」はPDFのダウンロードにより違反から1年間晒しものにされるというものだ。
実際に見てみると賃金未払いや、工事準備の不備、違法残業等 様々な理由が見受けられる。もちろん、認知されているものだけであるためまだまだ世の中には隠れている「ブラック企業」がたくさんあるだろうから、今後増えていくだろう。
この法令違反をした企業の中には今の時点でも、電通のような有名企業もあったりと、大企業だから良い。というわけでもないらしい。
ニュースで話題になる事が多く世間でも関心が高い今、このように公表されるのは企業にとってかなりのイメージダウンに繋がる。この晒しもの方式が正しいものかは分からないが、ブラック企業に対して強い抑止力になるのは間違いないだろう。
まずはこういう抑止力的なものから始まったが、今後は内部告発でしか見つけられないような隠れブラック企業を暴ける第3者機関を作るなり、違法な労働状況にいる人達を1人でも減らせるように世の企業を洗濯していって欲しいなと思う。
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ブラック企業リスト公表は正しい判断か?
厚生労働省のブラック企業リスト公開は
— ぼんぼん (@yunbo_portal) 2017年5月11日
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